看護師の転職で失敗しない面接対策

看護師の転職で失敗しない面接対策

看護師の転職の面接対策について、面接前の準備、マナー、実際に聞かれることに対しての回答など失敗しないための方法を分かりやすくまとめています。

看護師の転職で失敗しない面接対策

看護師の転職で失敗しない面接対策

看護師の転職活動では、書類選考を経ずに履歴書など応募書類を送ったら、面接が決まることが多いです。

 

これまでの看護師として働いてきた経験やスキルを面接官に伝えることと自分の強みや人間性を自己PRできる面接の場は採用されるかされないかの要なので、しっかりと準備をする必要があります。

 

この記事では、看護師の転職の面接で失敗しないための注意すべきポイントについて、分かりやすく説明します。

 

面接対策を万全にし、ぜひ転職を成功させましょう。

 

看護師の転職で失敗しない面接対策とは?

 

面接前の準備

 

面接の準備として、以下3点は要チェックです。

 

  1. 病院、クリニック、介護施設など応募先の情報収集
  2. 面接日の持ち物
  3. 服装(身だしなみ)

 

①病院、クリニック、介護施設など応募先の情報収集

 

病院やクリニック、介護施設の情報は必ずチェックしておきましょう。

 

まずアクセスはどのくらいの時間がかかるのかシミュレーション(下見)しておくと当日、遅刻することはなくなります。

 

また病院やクリニック、介護施設の理念、方針、特徴はまとめておいた方がよいです。

 

面接時に聞かれる志望動機にも理念、方針、特徴のどれかは含めるようにしましょう。

 

②面接日の持ち物

 

忘れ物がないかチェックが必要なもの

 

  • 履歴書、職務経歴書など応募書類
  • 筆記用具
  • 手帳もしくはメモ
  • 印鑑
  • 腕時計

 

基本的には以上ですが、ほかに必要なものがあれば、忘れずに持って行きましょう。

 

③服装(身だしなみ)

 

身だしなみに関しては、就活時を思い出し、清潔な恰好で揃えましょう。

 

具体的には、以下の点をチェックするとよいです。

 

  • 髪は黒髪(もしくはダークな茶)、ロングの髪はまとめる
  • メイクはナチュラル
  • アクセサリー類は付けないのが無難
  • シャツは白
  • 服装はスーツかジャケット(派手なものは避ける)
  • パンツはひざ丈のスカート
  • 服装に合わせた時計
  • 靴は暗めの色のパンプス
  • 歯、爪が清潔な状態
  • タバコの臭いがない

 

以上です。

 

面接マナー

 

相手の印象を決めるのは、話の内容はわずか7%で、残り93%は表情、声のトーン、口調が占めるという『メラビアンの法則』があります。

 

つまり、きちんとした服装でマナーがしっかりできて、相手に良い印象を与えていれば、うまく話せなかったとしても巻き返せる可能性はあるのです。

 

したがって、面接前から、お辞儀、挨拶を忘れず、背筋を伸ばした正しい姿勢でいることを意識しておくとよいでしょう。

 

受付前

・スマホの電源を切る
・マフラー、コートを取る

 

待ち時間

・指示があるまで座らない
・すれ違う人には挨拶

 

面接室

・入口近く(下座)で待つ
・面接官が来たら挨拶一礼
・指示があるまで座らない
・かばんは椅子の右側に
・コートは背もたれにかける
・面接終了後にお礼の一言

 

転職の面接で聞かれること


・「自己紹介をお願いします。」

 

「自分の名前」、「最終学歴」、「職務経歴」を含めて簡潔に回答しましょう。

 

まず面接に時間を取ってもらったことに対するお礼を伝え、志望動機、自分自身の強みを簡潔に話します。

 

最後に「本日はよろしくお願いいたします。」で結ぶとよいでしょう。

 

回答例)

「本日は貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。山田花子と申します。○○大学を卒業後、××総合病院呼吸器内科で9年間勤務し、呼吸器疾患看護認定看護師の資格を取得しました。今後、呼吸器に関する知識と経験を深めたいと考え、呼吸器リハビリテーション料のある御施設を志望いたしました。本日はよろしくお願いいたします。」

 

・「なぜ当院に応募されましたか?」

 

「やる気」があり、「長く働きたい」という意思があることを念頭に、自分の今までの経験→今後の目標・目的→それを実現できるのはこの病院(施設)である、という順番で話すとよいでしょう。

 

・「なぜ前の病院を退職されましたか?」

 

退職理由は、自己PR、志望動機と同じくらい大切な質問です。

 

家庭の事情、育児・留学、キャリアアップなどそれぞれの事情があって辞めたことを正直に話します。

 

ただし、お金、人間関係、残業などが不満が理由の場合は、ほかの理由で前向きに理由を話せないか考えた方が無難です。

 

いずれにせよ、面接官視点で辞めた理由が納得できるのかどうかをチェックしておきましょう。

 

・「あなたの長所・短所を教えてください。」

 

自分が思う長所・短所とそれぞれについて、周囲からどのように言われていたかを回答します。

 

短所に関しては、改善する姿勢もしくは短所が長所になる点を考えて伝えるとよいでしょう。

 

・「あなたの看護観を教えてください。」

 

看護する時に大切にしていることを、考えてまとめておきましょう。

 

応募する病院・施設の理念、方針に合うように言い回しを工夫するとよいでしょう。

 

・「インシデントの経験はありますか?」

 

確認不足、連絡事項の伝達ミスなどによって、引き起こされる事態です。

 

聞かれているのは、インシデントを起こしたかどうかではありません。

 

インシデントに対してどのように対応したか、予防のためにどんな対策を練ったかということです。

 

即戦力として働けるかどうかが問われています。

 

面接の最後に聞くこと

 

「最後に何か質問はありますか?」と聞かれることは多いです。

 

その場合にそなえて、給与の内訳、業務の内容など、質問を一つは準備しておきましょう。

 

ほかには、職場環境、夜勤など看護体制、中途入社割合、休暇、福利厚生など確認しておきたいことがあれば聞いておくとよいです。

 

ただし、給与交渉などは、やめておいた方が無難。

 

給与交渉や面接に不利になりそうな話題は避けるべきです。

 

もし聞きたいこと(準備していた質問)を先に言われてしまった場合は、入職後の看護業務に関連することに関して、勉強しておかなければならないことを聞けばよいでしょう。

 

また「働き方」を聞くような質問は、面接官にやる気があるという好印象を持ってもらえる可能性が高いです。

 

以上のように、転職の面接には、失敗しないための注意すべきポイントがあります。

 

好印象を持ってもらえるよう、しっかりと準備をして、面接を受けるようにしましょう。

 

最後に

 

転職の場合、面接官は「即戦力になってくれるか」と「長く働いてくれるか」という視点をもって、応募者を採用したいと考えています。

 

したがって、面接に挑む前に自分の将来像やキャリアプランはしっかりと組み立てておくべきでしょう。

 

何事も主体的に、前向きに、積極的に考えることが大切です。